【アイナナ1stライブ感想】私たちはアイドルの輝きが永遠でないことを知っている

2018年7月7日、8日の2daysに及ぶ「アイドリッシュセブン」1stライブが終わって、あまりの多幸感にいろいろなことを考えて、ライブ翌日の池袋駅再ジャックを見たら感謝の気持ちがあふれて吐き出さずにはいられなくなったので、永遠にTwitterのTLを埋め続ける発作を抑えるためにその日のうちにブログへ書き綴りました。ライブの感想と題してるけど、ほぼ交通広告への感謝の気持ちです。

 

超個人的な思い出帳なので、あまり細部のことは気にしないでください。興奮してるオタク特有の癖で言い回しが無駄に尊大ですが、ファンの代弁ではないので共感してもしなくても大丈夫です。後半になるほど何が言いたいのか分からない感じです。

 

でももし興味があったら「アイドリッシュセブン」というアプリをプレイしてほしい。全ストーリー無料です。えっ、このボリュームで無料とかすごいね??

 

 

■3年間を詰め込んだ悲願の1stライブ

 

2018年7月7日(土)と7月8日(日)、メットライフドーム(旧名:西武ドーム)にてアプリ「アイドリッシュセブン」の1stライブ『Road To Infinity』が開催された。

 

アイドリッシュセブン」は2015年8月20日にリリースされた、二次元男性アイドルのリズムゲームで、"7月7日はアイナナの日"とした事前告知時期から数えると、3周年を迎えたコンテンツ。

 

時は二次元男性アイドルアプリ戦国時代。

アイドリッシュセブン」もその荒波の中、ずば抜けて売上で群を抜いていたわけではなかったが、アプリリリースからじわじわと、ほんとうにじわじわと堅実な成長を続け、そのストーリーや楽曲に魅了されたファンに支えられてついに配信1年で1stアルバムの発売が決定。2018年にはアニメ化にもこぎつけた。

 

映像制作会社の神風動画による超絶クオリティのMVや、トロイカによる完璧なアニメ化によって、新たなファンも多く獲得し、気づけば、アプリ内ユニットの「TRIGGER」へ、かの小室哲也さんが楽曲を提供するまでになっていた。(これには正直、度肝を抜かれた。)

 

↓ライブでシーンの完全再現もあった、初めて神風動画がMVを手掛けた『RESTART POiNTER』。

この曲の裏には、涙なしには語れない物語がある。

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↓TRIGGERの曲として公開された、作曲:小室哲也

『DAYBREAK INTERLUDE』。曲が始まる前の冒頭1:40くらいまで3部ネタバレなので注意。

このキレキレのダンスもライブで披露しファンを驚かせた

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初音ミクのボカロPとして実績と人気のあったkz氏(個人的に大好きな『yellow』や、GoogleのCMに起用された『Tell Your World』など。アイナナファンも一度聴いてみてほしい)をデビュー曲『MONSTER GENERATiON』(RESTART POiNTERなどもkz氏)で迎えるなど、魅力的な楽曲で「IDOLiSH7」という明るく元気なユニットの世界観を彩ってきたが、それでもライブはなかなか開催されなかった。

 

↓この曲、CMで聴いたことがあるはず。

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↓GoogleChome CM版。TVで観たとき泣いた。全てのクリエイター、創作、二次創作ファンに見て欲しい。2011年最高のCMだと思う。

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↓リアルデビュー曲『MONSTER GENERATiON』公式PV。

ちょっと3Dモデルが初々しい。好きだぞ。

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アルバムが発表されるたび、感謝祭イベントが開催されるたび、漫画や小説、アニメが発表されるたびにアイドリッシュセブンの世界が広がるのは嬉しかったが、それでもやはり「曲が好き」という気持ちの強かった私はずっと、「ライブはまだかな」と言い続けてた。

 

アニメ化が発表された時、ライブはもっとその先になるという事実を暗に突き付けられた気がして、素直に喜べない自分もいた。

 

今回の1stライブは、リリース当初からライブを望んでいたファン(というか私)にとって、本当に念願の開催だったのだ。

 

ライブのレポートはたぶん沢山上がると思うので、内容はそちらを見てほしい…。

終演後、キャストのインスタ、ツイッター、ブログも、多くがメンバーとファンへの感謝に満ちていた。

 

↓「IDOLiSH7」7人の絆が垣間見える、

センター「七瀬陸」役の小野賢章さんのツイート

 

 

↓圧巻のパフォーマンスを見せた「TRIGGER」で

「十龍之介」役を務めた佐藤拓也さんのブログ

ameblo.jp

 

泣いて、笑って、3年間待ったことを1ミリも後悔しない素晴らしいライブだった。アプリストーリーを追っている長いファンも、アニメからの新規のファンも十分に楽しめたと思う。

 

なにより、"アニメ"での共演を経てその距離を縮めたキャストたちの一体感と、明らかな努力の成果が目に見えるパフォーマンスは、私たちを、単なるコンテンツのファンイベント、声優さんのライブ…ではなく「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」のリアルな3ユニット合同ライブに連れて行ってくれた。

 

劇中ストーリー上でも非常に大事な場面で、3ユニット合同ライブを行う全12人のメンバー。3ユニットが入り乱れ、畳み掛けるようなパフォーマンスの応酬で、私たちはメットライフドームという名の”ゼロアリーナ(劇中会場)”に確かに居た。「アイドリッシュセブン」という作品は、劇中で様々なファンが登場してアイドル達を叱咤激励するのだが、自分もそのうちの一人として、作品世界の中に入れた気がした。

 

キャストトークでも触れられていたことだが、個別に収録を行うゲームのボイス収録、楽曲収録だけでは、ここまでユニットとしての一体感は得られなかっただろう。アニメでの共演があったからこそ掴めた距離感だったと思う。

 

 

ライブの準備やリハーサルでも寝食を共にし、更に仲を深めていったことを明かしてくれた。彼らにとっても、ファンにとっても、必要な3年間だったのだと今なら思える。

 

炎が上がり、水が降り注ぎ、バルーンがサイリウムの海を泳ぎ、飛行機がドームの空を飛ぶ。

 

ステージには"彼ら"がいた。それはキャスト…声優さんかもしれないし、キャラクターかもしれない。時には憑依しているようにも、一緒に並んで隣に立っているようにも見えた。

 

劇中、アイドルユニットの大先輩役である「Re:vale」がとあるシーンで

「俺たちはスターなんかじゃない 見上げてくれる人がいるから 体中に銀紙を貼り付けて 必死で宙に浮かんでる星のフリをするんだ」

というセリフ(要約)を言うのだけど。

 

佐藤拓也さんのブログを読んで、キャラクターを背負って、本業ではない歌やダンスの稽古に励んでくれたキャストを想うと、ふとそのセリフを思い出して胸が熱くなった。もうキャスト全員のファンになった。

 

ライブの構成演出どれを取っても、ファンのことを考えてて、私たちの見たかった夢をほぼ全て現実にして、その上で更に驚かせてくれようとしている運営のおもてなしの心がビシバシ伝わってきた。客席のファンも大きな声援でそれに応える。会場全体がやまびこのようにお互いへの愛で溢れてる気がした。

 

彼らがステージで泣いていた。関係者も泣いていた。私も泣いた。

 

2015年の私には、こんな多幸感に満ち溢れたライブは想像もできなかった。

 

 

 ↓ライブをいち早く観たい!という方は10月の放送を待とう。

 

 

■西武駅袋線 駅ジャック広告で「ライブ翌日」に見せた公式の本気

 

私は「アイドリッシュセブン」というコンテンツの"作り"に感心し、心から尊敬している。芯があり、幅広く、新しく、世界観の現実への落とし込みが上手いなと思う。

 

本編ではキャラクターであるアイドル達に、これでもかと辛酸を舐めさせまくる、飴と鞭(鞭の殺傷力がめちゃくちゃ高い。アイドルモノで推しが殺されないか心配する必要があるとかどういうことなんだよ…)を使い分け、場合によっては担当ファンの心が折れることも厭わない、更新されるたびに阿鼻叫喚がTLにあふれる挑戦的なストーリー展開。

 

ストーリーに沿った一つひとつの曲&歌詞作り。すべての曲に、その曲ができるまでの理由と背景がある。ファンを巻き込むのが上手い発表のタイミング。誕生日その他、綿密に組まれたスケジューリング。MV制作陣、作曲陣といった拡充されていくスタッフ。

 

ひっそりエンタメ業界の片隅で生きている身だけれど、だからこそこのすべてが容易ではなく、かつ高度な次元でそれぞれが高めあっているのがわかる。とても一朝一夕には真似できない。モノづくりにおいて、たった一つの同じものを目指すことは、簡単なようで一番難しい。

 

そのコンテンツプロデュース力の最たるものを、今回のライブにまつわる駅広告で思い知った。正直、この感動を文字に残しておきたいがためにこのブログを書いている。我々が何を見たのか、この日何が起きたのかを記さねばならないという使命感にすら駆られてしまった。

 

始まりは、よくある駅ジャック広告だなーくらいの印象だったんだ…。

 

↓アニメ公式からの告知引用

 

 

 

↓後日メディアからでたレポート。ファンの楽しそうな様子が良い。

travel.watch.impress.co.jp

 

ライブ開催の一週間前から、メットライフドームへの接続駅である西武池袋線池袋駅は「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」の12人による柱ビジョン広告&吊り下げ広告に占拠された。

 

広告の内容はアニメ円盤の告知と、1stライブ開催の告知。アイドルものらしい、キャラクター推しの華やかな広告展開だ。ライブ当日には専用ラッピングと車内ビジョン、ナレーションを盛り込んだ特別編成の車両が出ることも発表された。

 

大混雑の中、アイドリッシュセブンの面々に囲まれ会場に向かう道のりは、マネージャーたちの心を大きな期待感で満たしてくれた。

 

これだけでもアイナナ公式の本気を感じ、コンテンツが大きくなったことに勝手に感動していた。アイナナ公式が『ライブというゴールに向けて』、各種プロモーション広告にお金かけてくれてるなみたいなことを感じていた。でも、アイナナ公式が本気を見せたのは、ライブが終わったその翌日のことだった。

 

■「Road To Infinity」、その道を照らす「LIGHT FUTURE」

 

ライブが終わった翌日。

IDOLiSH7」「TRIGGER」のセンターである七瀬陸と九条天(双子です)の誕生日でもある7月9日(月)、昨晩まで1stライブの告知一色だった西武池袋駅の景色は一変していた。

 

 

↓ツイートの掲載許可をいただきました。ありがとうございます!

 

 

 

そこには「LIGHT FUTURE(未来を照らす)」という新たなコピーと共に

IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」の面々…のシルエットとキャラクターたちからのメッセージが綴られていた。

 

 

 

 

正直、一見しただけでは何の広告か分からない。

 

広告の下に小さく「アイドリッシュセブン」のロゴが掲載されているだけで、たとえアイナナファンであっても、ともすれば見逃してしまうようなものだった。

本来アイドルコンテンツでアピールすべきキャラクターのビジュアルも、シルエットの影にすべてが覆われて、小さく配置されている。

 

この、昨日までの広告との落差はなんだ。

 

思い出してほしい。

 

「Road To Infinity」――永遠への道。3ユニットの頭文字「I・T・R」を使いつつ(天才すぎる発想)、どこまでも続く道という名前を冠した1stライブ。

ライブ中もキャストたちが口々に「これからもアイドリッシュセブンは続いていきます」「この道は今、始まったばかり」とライブ名を意識しながら言ってくれていたのが印象的だった。

 

それでも、リリース当初からコンテンツに触れ、3年という長い期間切望していたライブに参加した私は、ライブ終幕の挨拶を聞きながらこう口に出していた。

 

「ああ…ライブが終わっちゃう。夢のような時間が終わっちゃう。」

 

遂にライブを開催できた!という一つの「ゴール」に到達した大きな達成感と、これ以上ない素晴らしいライブによって、未練すらないほど満たされた充実感による、次に来たる「燃え尽き症候群」「アイナナロス」みたいなものを自身の中で予感していた。

 

キャストもファンも出し切った。

出し尽くしたのではないかと思えるほどに。

これ以上に嬉しいことなんて、この先あるんだろうかとさえ思えた。

 

その日の夜は、今日という日が終わるのが怖くて、夢から醒めたくなくて、なかなか寝付けなかった。

 

 

 

そんな感動と、感謝と、一縷の不安をもって迎えたライブ翌朝に目にしたサプライズ。

それが「LIGHT FUTURE」池袋駅ジャック広告だった。

 

 

暗い星空の下、それぞれの12の方角を照らす12人のキャラクターシルエット。

その方角は、メンバーを番号順に並べることによって放射状にも、中央に集まっているようにも見える。デザインやコピーに暗号のような隠喩を散りばめる、アイナナらしい粋なヴィジュアル。

 

アニメ2期とか、アルバム決定とか、ライブの中で発表された新たな次の展開や、そもそも、アプリのダウンロードの促進とか。池袋駅ジャックという安くない広告宣伝費を投資して、「広告」として告知すべきネタは山ほど抱えていたはずだ。

 

そんな中、アイナナ公式が選んだのは「LIGHT FUTURE」というメッセージ。

 

もちろんバズを生むという賭けのような広告効果(コントロール不可能)は見越しただろうけども、

アプリダウンロードの検索窓すらついてない。

キャラクターの絵さえ見せず、シルエットも小さく、

添えられた意味深なセリフの意味も、ストーリーを知っているマネージャーにしか理解できないのに。

 

ブランディングであり、ファンサービスであり。

 

これは、「私たち」宛の強いメッセージ。

 

ライブを通じて全身全霊で伝えてくれた「Road To Infinity」――この道は続いていくというメッセージが、約束が、嘘ではないよ、安心してというアイナナ公式からの強いメッセージだと思った。

 

凄い。

 

凄い覚悟だ。

 

そしてなにより"緻密"だ。

 

見透かされている。

 

この公式の姿勢が、不安を抱えた心に、深く鋭く刺さる。

 

あまりにも行き届いたプロデュースに、猛烈な感動を覚えたのは私だけではないはずだ。

 

 

ライブでも歌ってくれた「IDOLiSH7」の楽曲『ナナツイロREALiZE』で、彼ら7人はこう歌っている。

 

 ♪奇跡なんて言葉は いつが使い時か

  そんなのわからない

  笑っていたけど 偶然だけじゃ 生まれない

  想像の先に 気付けば一緒に立ってる

  泣けてきそうだろう?

  サプライズ もっと起こすよ

 

 

気づけば歌詞の通り、想像の先に公式とファンが一緒に立ってる。気持ちよく掌の上で踊らせてくれる。この曲がリリースしたのはライブのわずか2週間前。もはや予告である。

 

もしかしたらライブの日程が決まらなくて2週間枠とってただけかもしれないけど(でもあのアイナナのことだから、最初から仕組んでたと思う)。だとしてもこの使い方にハンコ推してくれたバンダイナムコオンルァインの偉い人、英断すぎるわ。

 

↓昼過ぎ、公式Twitterからも告知が。3周年おめでとう!

 

 

 

■私たちはアイドルの輝きが永遠でないことを知っている

 

アイドリッシュセブン」がリリースされて本日まで、数々のアイドルコンテンツの出現やクローズ、国民的アイドルの解散ニュースに至るまで、性別や次元を問わず"アイドル"にまつわる数々の出来事を目にしてきた。ように思う。

 

そして「アイドリッシュセブン」を実際にプレイしているユーザーなら既知のことではあるが、こうしたアイドルにまつわる輝かしいだけではない側面というのは、アプリのストーリーでも丁寧かつ逃げずに辛辣に描かれており、作品の特徴になっている。

 

『人気は必ず衰えるもの。ファンの心は移り気である』

『芸能は水商売。流れる濁流に翻弄されることもある』

『アイドルはファンに攻撃されることもある。ファン同士の抗争もある。』

『誰からも愛される訳じゃない。』

『事務所や仲間と、ずっと一緒に活動できるわけではない』

 

つらい。でも、わかる。それが現実だとわかってしまう。

(劇中ではもっと辛辣な表現をしている)

 

センターの交代。

アンチからの心無い言葉。

ファンのマナー問題。

有名税

理想の自分になれない悔しさ。

不仲説。

マスコミとスキャンダル。

事務所の力関係。

 

これらは全てアプリ「アイドリッシュセブン 」メインストーリーで触れられているテーマ、その一部だ。

シナリオライターの都志見文太さんは人生何度目なんだろうかと思えるほど、アイドルとファンの関係について本編中何度も鋭く切り込んでくる作品で、私の中ではアイドルという存在の見え方さえ変えてしまった。

 

(…書きながらもアイドルアプリとは…?ってなってきた。

ストーリーサブタイトルにすぐ「絶望」とか「裏切り」とか「大人の事情」とか「闇」とか使う。

 

なんだよ「闇」って。)

 

 

そんなふうに、壁にぶつかって、時にトイレで、時に仲間の前で泣きながら、苦しみながら、輝きばかりではないことを知りながら、輝きの先にあるものに怯えながら。声を枯らして、詰まらせて、それでも今この一瞬を応援してくれるファンのために、今だけでも強く輝いていたいと雨の中、泥の中、雨上りの虹になるべく、それぞれの想いを抱いて踏ん張る12人のアイドル達。

 

(アイナナはよく大事な場面で雨が降ってステージが台無しになりそうになったりする。つらい。)

 

私はその世界観が大好きで、その姿に沢山のことを教えられ、現実世界でファン同士のいさかいや、リアルアイドルのニュースを見るたびに胸を痛めつつも、「それもアイドルコンテンツのひとつの姿なのかな」と共感を覚えるようになっていた。アイドルとファンの関係は、その数だけそれぞれの形があるのだと、自然と受け入れられるようになっていた。

 

 

私たちはアイドルの輝きが永遠でないことを知っている。

完璧なアイドルやコンテンツなんてないことを知っている。

アイドリッシュセブンがそれを教えてくれたから。

 

 

そのアイナナ自身が発した「Road To Infinity」「LIGHT FUTURE」という、ストーリー本編とは一見矛盾したメッセージは、作中で語られる厳しい現実と矛盾しているからこそ、永遠でないことを知っているからこそ、力強い。

 

永遠でないと知りながら永遠を謳う。永遠であるかのような夢を見せてみせる。その道を照らしてみせる。それが困難であることは知っている。でも信じていいよ。そんな公式の覚悟を見た気が(勝手に)した。

 

 

※誤解を解くために言っておきたいのですが、「アイドリッシュセブン」はコミカルで明るい魅力も豊富に持ち合わせている、テンポが秀逸すぎるおもしろ脚本です。怖くないよ楽しいよ。まじかるここなに誓う。

 

■一生ではない、この一瞬を

 

恥ずかしながら私自身も、アイナナに3年間張り付いていたかといわれるとそんなこともなく、ライブ開催の知らせを受けるまで、(データが消えたり、プライベートが忙しかったり、推しの過去話に一旦の決着が出たのを機に)一旦の見守りモードに入っていた時期があった。その間は別のアプリゲームで青い心臓を集めたり、古戦場を走ったりしていた。ファンの心に温度差があることも、ファンの心が移り気であることも、私自身が知っている。

 

「一生推す」。

そう言いたいけれど、言えない。その約束をする自信がない。

この先一生、ずっと、全身全霊で、ずっと一番で、このコンテンツだけを応援する。胸を張ってそう言えるファンもいると思うけれど、恥ずかしながら私は言えない。(といいつつ軽率に言うかもしれないけど)

 

この先、何かほかの夢中になるものができるかもしれない。

推しのことを、生活の中でふと忘れる日が来るのかもしれない。

このブログを書いた次の日には、別のキャラクターを好きだと言ってるかもしれない。

でも、今、アイナナを好きだと思う気持ちは本物だ。

サイリウムを握りしめて、全身全霊で「大好きだよ」「ありがとう」と叫んだ気持ちは本物だ。

それでもいいのだと言ってくれている気がした。

 

先に述べた『ナナツイロREALiZE』の歌詞はこう続く。

 

 ♪さびしい日は怪獣の歩幅でさ
  いつでも駆けてくよ 信じてろよ

 

 ♪誓うけど きいて

  何にもない日も自然とそこにいる

  僕らはそんな人に そんな風に

  なってみたいんだよ もっと

 

 ♪そろそろさ 未来じゃなくて

  今日に夢中になれ

 

 ♪Dream!

  ナナツイロのREALiZE

  届け!(Future) キミに (For you)

  見せたいよ 僕らは今 消えない虹なんだ

 

↓設定がむちゃくちゃでスケボーに似た新時代兵器がでてくるがそれが良い

『ナナツイロREALiZE』MV

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雨上りの虹はいつか消える。でもその虹をみた感動は消えない。

一瞬の輝きも胸に刻めばいつでも思い出せる。思い出した時だけもでいい。

一瞬だからこそ、目に焼き付けるこの瞬間を大事に、今日に夢中になれる。

 

…みたいなことを鼻息荒く考えてしまった。正直今はどの歌を聴いても歌詞みて「それな~~~」って叫んでしまうのでナナツイロに限った話ではないんだけど。

 

なんというか、ライブと、ライブ翌日のあのサプライズで、「アイドリッシュセブン」というコンテンツの伝説に立ち会ったんだ・・・・・・・という誇らしい気持ちでいっぱいなんですよ。彼らをここに連れてきたのは、ファンの私たち一人ひとりでもあるんだって。まさに"君が最初の目撃者になる"だ。ライブ会場にいた人だけじゃなくて、ひとつの作品がターニングポイントを迎えたこの一時(ひととき)に、ファンであれて嬉しいなって。自分が公式に落としたお金が、飛行機を飛ばし、キャストの煌びやかな衣装になり、新しい曲や、ファンサになって返ってきて、こんなに嬉しいことはない。

 

ライブに限って言えば、残念なことに、天候災害の影響で遠方からの参加を断腸の思いで断念された方も多かったため、早めの円盤化を望みます。たのむ。あと2ndライブ! 「願いはshine on the sea」が聴ける日を楽しみにしています。

 

 

 

とにかく、そんなことをこんな熱量で思わせてまでくれた

「私ってこんなに声出せるんだ・・・」と気づかせてくれた

アイドリッシュセブンというコンテンツに関わってくれた皆さん、

コンテンツを生んでくれたバンダイナムコオンルァインさん、

素晴らしい楽曲と楽曲を提供してくれた皆さん、

毎度想像を超えるストーリーと一つひとつのセリフで魅了してくれる都志見文太さん、

キャラクターに命を吹き込んでくれたキャストの皆さん、

ゲームのアニメ化史上最高レベルのアニメを作ってくれたトロイカの皆さん、

二次元を三次元に連れてきてくれたライブのスタッフ、

そしてコンテンツを今日まで支えてくれた新旧ファンの皆さんに

改めて心からの感謝と尊敬の念を一方的に贈りたいと思います。

あと誰に宛てていいのかよくわからないけど、全体のコンテンツプロデュースしてる偉くてセンスが天才な人。

 

ありがとう。届け!キミに。

  

このまま続けるとインフィニティブログになるので終わります。

 

本当は山ほど語りたいけど。リスタートポインターのこととかリスタートポインターのこととか。これを読んだ誰かが「私もそう思う!」「いいや違う、私はこう思う!」なんて思ったことがあれば、あなたの知ってるアイナナの魅力を、あなたの言葉でお友達に伝えてあげてください。

  

一度アイナナを離れてしまった人も、おっ、いまコンテンツに戻ったら面白そうだな。

ってもし思ってくれたら嬉しい。3部をぜひ読んで欲しい。

 

↓ゲーム苦手〜っ!という方はまずはアニメからでも良いよ!

ストーリーの最新版はゲームですが、アニメも十分にコンテンツの魅力を伝えてくれているし、アニメから生まれた名曲も多数ある。ここまでゲームユーザーから絶対の信頼を寄せられるアニメって、他にあまりないのでは。

 

 

 

追記>読み返したらRe:valeだけMV貼ってなかったので貼っておきます

 

↓芸能界の大先輩「Re:vale」の楽曲『NO DOUBT』。

声優さんも大ベテラン。正直あなたたちをライブに呼べると思ってませんでした。

だれがMVでアニメをここまで動かせと言った。あっぱれ。

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二次元(に限らずだけど)アイドルってすごいね。

二次元アイドルだから、キャラクターの心の中まで覗いてるもんね。

ライブの夜、いてもたってもいられなくて、生まれて初めて部屋に推しキャラクターのタオルを飾りました。

  

こんなの小学生のころ枕元に飾った土方歳三のブロマイド(本人)以来だよ。

 

おやすみ。

 

アプリ「アイドリッシュセブン」のDLリンクを下部に貼っておきます。

アニメからの新規ファンもたくさんいるので、今から始めても全然楽しいですよ。

 

最後になりましたが、「アイドリッシュセブン」3周年おめでとう。

あなたたちを好きになってよかった。

 

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書いた人:六(@rokuremix)